私は過去にいろいろな会社で計10年人事を勤めてきました。
今回はその経験の中で「人事労務で有利な資格」をまとめましたので参考にご覧ください。
資格 | おすすめ度 | 合格率 | 試験頻度 | 受験料 | 取得効果 |
---|---|---|---|---|---|
社会保険労務士(社労士) | ★★★★★ | 6%~7% | 年1回 | 15,000円 | ◎ |
衛生管理者 | ★★★★☆ | 約50% | 月1回~5回 | 6,800円 | ◎ |
キャリアコンサルタント | ★★★★☆ | 約40%~60% | 年3回 | 38,800円(学科+実技) | ◎ |
ファイナンシャルプランナー2級 | ★★★☆☆ | 約50% | 年3回 | 8,700円 | 〇 |
給与計算実務能力検定試験2級 | ★★☆☆☆ | 約75% | 年2回 | 8,000円 | △ |
人事総務検定2級 | ★★☆☆☆ | 非公開 | 年2回 | 7,500円 | △ |
マイナンバー実務検定2級 | ★☆☆☆☆ | 約50~60% | 年4回 | 11,000円 | × |
いろいろ資格はありますが、やはり社労士がおすすめです!
採用も携わっていきたいのであればキャリアコンサルタントもおすすめですよ!
上記の比較表を参考にして自分に合った資格を選んでくださいね。
「もっと詳しく知りたい」「資格を取るためのおすすめ講座を知りたい」という方は続きを読み進めてくださいね。
【厳選】人事労務におすすめの資格3つだけ紹介
おすすめの資格はたくさんありますが、私が会社の人事にいた時に「取得して効果があった」または「効果があると感じた」資格を3つに厳選してご紹介します!
以下の資格なら、『信頼性の向上』『専門性の向上』『転職の効果』3つの観点でも十分に効果が期待できるので、自信を持っておすすめできます。
- 人事労務の専門家:社会保険労務士
- 人事・総務には欠かせない:衛生管理者
- 採用人事のスペシャリスト:キャリアコンサルタント
すべて国家資格です。それぞれ詳しく解説しますね。
①社会保険労務士(社労士)
人事労務において社会保険労務士は「持っているだけで信頼性が上がる」資格です。
実際、私も会社員時代に社労士資格を取ってから重要な仕事を任されることが多くなりました。
また私自身、転職をした時も「社労士限定」の求人で会社に就職できましたし、人事の転職には非常に有利な資格です。
試験は難しいですが、一度取ると安定して稼げるようになりますよ。
②衛生管理者
衛生管理者は人事・総務において「絶対必要とされる資格」です。
なぜなら従業員が50人以上の会社では「衛生管理者を選任しなければならない」と義務付けられているからです。
衛生管理者を持っているだけで人事・総務にはなくてはならない存在になります。
③キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは主に採用・人材育成のスペシャリストとして活かせる資格です。
会社によっては労務の仕事をやりながら採用に携わることはありますよね。
「人事の資格」としてはキャリアコンサルタントは非常に重宝されます。
採用においてはキャリアコンサルタントに勝る資格はありません。
人事労務が資格を取るメリット
人事労務では「本当に資格が必要なのか」と悩んでる方もいらっしゃると思います。
結論をいうと「あった方が良い」です。当たり前ですけどね。
特に資格の取得におすすめな人は「人事が好きな人」です。
なぜなら資格を持っているだけで異動になる確率が低くなるので、長期間人事に携わりたい人に資格は効果的でしょう。
その他のメリットとしては「給料が上がりやすい」こと。
どの部署でも同じですが、専門知識を持っている人は給料が上がりやすいことは確かです。
参考までに以下のツイートをご覧ください。
先日、上長に、社労士試験合格の報告と人事部への異動のお願いをしたところ、「是非、お願いしたい」との返事を頂きました😁
— イワタカノリ (@yDkkEjawPPDj07y) March 5, 2022
独立開業の前に、先ずは自社を磐石にするために尽力していきたいと思います👍 pic.twitter.com/tS68CSAH3K
管理部門が学習したい資格
— うーやん@経営事務所 (@uyan_2020) November 27, 2021
▪️経理部:簿記3→2級
▪️人事部:衛生管理者→社労士
▪️法務部:ビジネス実務法務検定
▪️共通:ビジネス会計検定3→2級
その後、経営企画部への異動を目指して、中小企業診断士の勉強をしたい。資格の取得が目的ではありませんが、自由学習より体系的かつ効率的です。
普段、研修をやらせて頂いている企業の人事総務部に、国家資格キャリアコンサルタントを持つ方が入社されました。なんと、みん合のプラス会員だった方でしたので、(ちょっとずるいのですが)、ラポールの構築は、大変有利に感じました。
— 原田政樹@みんなで合格キャリアコンサルタント試験 (@masakyharada) January 11, 2022
人事部にキャリアコンサルタント、増えています。
資格を取るためのおすすめ講座
最後に資格を取るためのおすすめ講座をご紹介します。
おすすめの講座は次の3つです。
- フォーサイト
- オンスク.JP
- LEC東京リーガルマインド
それぞれ解説しますね。
フォーサイト
フォーサイトは資格通信講座ではトップクラスの会社です。
実際私もフォーサイトを使って社労士試験に合格しました。
フォーサイトは「バリューセット3」という12万円ほどする教材を購入すれば「不合格全額返金」の特典がついてきます。
つまり不合格であれば無料で講座を受講したことになります。
私は実際受講してみましたが、講義もわかりやすくて本当におすすめです。
社労士試験の受験を考えている方は下記のリンクから一度ホームページを覗いてみてください。
オンスク.JP
オンスク.JPは毎月980円(税込1,078円)で全資格講座が受け放題になるオンライン講座です。
動画でサクッと学べるので仕事や育児に忙しい方におすすめです。
この記事でご紹介した資格の中では「衛生管理者」の受験を考えている方に合っていると思います。
試験難易度が高くないため、オンスク.JPと市販のテキストがあれば、合格できると思いますよ。
LEC東京リーガルマインド
東京リーガルマインドは資格業界最大手の学校です。
講師やテキストのレベルは言うまでもなくトップクラスで安定感があります。
この記事でご紹介した資格の中では「キャリアコンサルタント」の受験を考えている方に合っていると思います。
価格は302,500円と高額ですが、雇用保険の教育訓練給付金を使うと最大で受講料の70%が支給されるので、10万円未満で受講も可能です。
まとめ
人事労務に有利な資格は以下の通りです。
- 人事労務の専門家:社会保険労務士
- 人事・総務には欠かせない:衛生管理者
- 採用人事のスペシャリスト:キャリアコンサルタント
この3つの資格を取得すると人事労務で必ず有利になります。
資格は「絶対あった方が良い」とは言いませんが、「有利になることは確か」です。
『信頼性を向上させたい』『専門性を向上させたい』『転職を有利にしたい』と思っている方はぜひ挑戦してみてください。
以上、参考になれば幸いです。
社会保険や給与計算をミスした時にどう対処していいのかが事細かに書かれています。
実務経験豊富な著者の実体験をもとに書かれているので、参考になります。
こちらも宮武さんの著書です。社会保険の初心者向けに優しく解説されており、やるべき手続きが網羅されています。
「社会保険の手続き自体が何をどうしていいのかわからない」という方にはおすすすめです。
※様式は最新のものでない場合があります。
労務の仕事はExcelとWordは必ず使います。「とりあえず労務で使うことだけ教えてほしい」という方にはおすすめです。
「時給×労働時間の計算」有給休暇取得日数の年度集計」「就業規則の作成時のWord設定」など実務で役立つExcel・Word操作が習得できます。
就業規則の実務本です。厚生労働省が公表しているモデル就業規則の問題点を指摘し、判例に基づいた就業規則の本質が解説されています。労使トラブルを防止する就業規則を作成したい方は、ぜひお手に取ってください。
「時間計算」や「時給計算」ができる電卓の定番です。
給与計算業務を担当している方は持っていて損はしないでしょう。
封筒をとじる時にのりを使ってませんか?のりは手にくっつくし、ムラがあるとうまくくっつかないですよね。
そんな悩みを解消するのがこちらのテープのりです。
スッと線を引くだけで簡単に封筒を閉じることができるので、業務効率化ができます。
封筒を開ける時にカッターやハサミを使っていませんか?カッターは刃をしまい忘れると危ないし、ハサミはまっすぐ切れませんよね。
そんなとき便利なのがこのオートレターオープナーです。
封筒の開けたいところを滑らすだけできれいに封筒を開けることができます。手を切る心配もないので安心して使えます。
電話メモを付箋で書いている人におすすめのグッツです。
このスタンプは付箋に伝言メモを押せるという便利スタンプ。スタンプを押せば必要最低限のことしか書かなくていいので業務の効率化ができます。