【離職票】通勤交通費の月割り計算と端数計算

 

離職票を作成する時に通勤交通費(定期代)を月割りするやり方と、端数処理の仕方がわかりません。

離職票に記入する賃金には通勤交通費を入れなければいけません。

しかし、通勤交通費は定期代として半年もしくは3ヶ月に1回支給している会社もあるでしょう。

そこで今回は離職票の通勤交通費を月割りするやり方と端数処理のやり方を解説します。

目次

【離職票】通勤交通費の端数処理方法

離職票作成時の通勤交通費の端数の求め方を解説します。

以下の条件の計算例を見ていきましょう。

  • 通勤交通費(定期代):50,000円
  • 支給月:3月(4月~9月分の6ヶ月)
  • 退職日:9月30日
通勤交通費(月割り)
4月8,333円
5月8,333円
6月8,333円
7月8,333円
8月8,333円
9月8,335円

定期代を6で割り、端数を最終月に計上します。3ヶ月定期代の場合は3で割ってください。

具体的な端数の計算方法は下記の通りです。

  1. 電卓で「50,000」「÷」「6」と入力
  2. 「8,333.33333」と出るので電卓の「←」で小数点を消す
  3. 電卓で「8,333」表示される状態になったら「×」「5」を入力
  4. 「41,665」になります
  5. 電卓で「-」を押す
  6. 定期代「50,000」と入力(41,665ー50,000ということ)
  7. 「-8,335」と表示されます

ここで出た8,335円が端数月の通勤交通費になります。

このように離職票の通勤交通費を計算する時は簡単に端数を計算することができます。

また、退職された方が通勤交通費を精算した場合の離職票の計算方法は下記の記事をご覧ください。

離職票の端数計算は「雇用保険事務担当者研修会」で詳しく解説しています。

以上、ご担当者様のお役に立てれば幸いです。

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管理人:キタ コウタロウ
社会保険労務士・Webライター
きた社労士事務所代表
給与計算や社会保険業務などの労務業務を10年経験。その後、社労士として独立。人事労務コンサルのほか、Webメディアの執筆・監修に力を入れている労務の専門家。
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